サクッ…!という軽快な音とともに、口の中に広がるジューシーな旨み。 唐揚げ、とんかつ、エビフライ…。 「揚げ物」って、どうしてあんなに人を幸せな気持ちにさせるのでしょうか。
でも、その至福の味と引き換えに、私たちは3つの大きな代償を払ってきました。
- 健康への罪悪感: 大量の油と、気になるカロリー。
- 調理の手間: つきっきりの調理、高温の油の危険、そしてキッチン中に広がる匂い。
- 絶望的な後片付け: 使った鍋や調理器具、そして何より、大量の廃油の処理…。
「この3つの悩みさえなければ、もっと気軽に揚げ物を楽しめるのに…」
その長年の願い、あなたの家のオーブンレンジが、今日叶えてくれます。
「え、オーブンレンジのノンフライ調理って、べちゃっとして美味しくないんじゃ…?」 そう思ったあなた、正解です。何も知らずにただ焼くだけでは、絶対に美味しくなりません。
この記事では、単にレシピを並べるだけではありません。 多くの人が陥る「べちゃっとする」「ただのパサパサな焼き物みたい」という失敗の根本原因を解明し、お店で食べるような「サクッ!カリッ!ジュワ〜!」な食感を実現するための3つの秘訣から、その秘訣を活かした具体的な絶品レシピまで、徹底的に、そして論 理的に解説していきます。
この記事を読み終える頃には、あなたは「揚げ物は油で揚げるもの」という常識から解放され、ヘルシーで、手軽で、そして何より美味しい「新・揚げ物ライフ」の扉を開いていることでしょう。
なぜ美味しくない?【オーブンレンジ 揚げない揚げ物】が失敗するたった一つの理由
レシピの前に、なぜ今までの挑戦がうまくいかなかったのか、その根本原因を知ることが成功への何よりの近道です。
オーブンレンジの「揚げない揚げ物」が失敗する理由は、突き詰めればたった一つ。 それは、食材から出た水分(蒸気)が衣にこもり、「揚げ物」ではなく「蒸し物」になってしまっているからです。
失敗原因:衣が食材自身の蒸気で「蒸されて」しまい、べちゃっとする
少し科学的な話をしましょう。 本来の「揚げる」という調理法は、180℃以上の高温の油に食材を投入することで、食材の表面の水分を瞬時に蒸発させ、脱水状態にすることで、あのカリカリとした衣を作り出します。 油が蓋の役割をし、内部の旨みはしっかり閉じ込められます。
一方、オーブンレンジの庫内は、密閉された空間です。 ヒーターでじっくりと加熱される過程で、食材(特に肉や魚)からは大量の水分が蒸気となって放出されます。この蒸気の逃げ場がないと、せっかくのパン粉や片栗粉の衣が、その蒸気を吸ってしまい、カリカリになるどころか、逆にお餅のようにべちゃっとした食感になってしまうのです。
つまり、オーブンレンジでカリカリの揚げ物を作る秘訣は、いかにして「食材から出る水分を、衣に吸収される前に、素早く吹き飛ばすか」にかかっています。 そのための具体的な方法が、次の3つの絶対ルールです。
【これが秘訣】オーブンレンジで揚げない揚げ物をカリカリにする3つの絶対ルール
この3つのルールは、スポーツにおける基礎練習のようなもの。これさえ守れば、あなたの「揚げない揚げ物」は劇的に、そして必ず美味しくなります。
ルール①:食材を「網」の上に乗せて、水分の逃げ道を作る
最も重要で、最も簡単で、そして最も多くの人が見落としているルールです。 絶対に、食材を天板に直接置いてはいけません。 必ず、脚付きの「網」の上に乗せて調理してください。
【ダメな例:天板に直接置く】
↓↓↓ 食材から出る蒸気 ↓↓↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ← 蒸気がこもり、底面がべちゃつく
衣衣衣衣衣衣衣衣衣衣衣衣衣衣衣
食食食食食食食食食食食食食食食
=========================== ← 天板
【良い例:網に乗せる】
↓↓↓ 食材から出る蒸気 ↓↓↓
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
衣衣衣衣衣衣衣衣衣衣衣衣衣衣衣
食食食食食食食食食食食食食食食
メメメメメメメメメメメメメメメ ← 網
↑↑↑ 空気の通り道 ↑↑↑
=========================== ← 天板(余分な脂が落ちる)
このように、網に乗せることで食材の下に空間が生まれ、底面からも水分が効率よく蒸発します。さらに、食材から出た余分な脂が下の天板に落ちるため、よりヘルシーに仕上がるというメリットもあります。 オーブンレンジ付属の網があればそれを使用し、なければ100円ショップなどで売っている脚付きのケーキクーラーなどでも代用可能です。
ルール②:「少量の油」を衣にまとわせる
「揚げない揚げ物なのに、油を使うの?」と疑問に思うかもしれません。はい、使います。 ただし、使うのは揚げる時の1/10以下のごく少量。この少量の油が、カリカリ食感を生み出すための、最高のパートナーになるのです。
油には、空気よりもはるかに効率よく熱を伝える性質があります。 衣(パン粉や片栗粉)に少量の油をまとわせておくことで、オーブンの熱がその油に伝わった瞬間、衣の表面で「ミクロな揚げ物」状態が起こります。これにより、香ばしい焼き色がつき、ザクザクとした食感が生まれるのです。
【油をまとわせる具体的な方法】
- スプレーオイルを使う: 最も簡単な方法。衣をつけた食材に、オイルスプレーを全体に均一に吹きかけるだけ。
- パン粉に油を混ぜる: ポリ袋にパン粉とサラダ油(大さじ1〜2)を入れ、シャカシャカ振って油をなじませた「油パン粉」を作っておく。
- ハケで塗る: サラダ油やオリーブオイルを、ハケを使って衣の表面に優しく塗る。
この一手間が、仕上がりを「ただの焼き物」から「極上の揚げ物風」へと進化させます。
ルール③:レンジの「過熱水蒸気」や「コンベクション」機能を信じる
もし、あなたがお持ちのオーブンレンジにこれらの機能が搭載されているなら、迷わず使いましょう。これらは、ルール①②の効果を最大限に引き出すための「ブースター」です。
- コンベクション機能: 庫内のファンが回転し、高温の熱風を強制的に循環させる機能です。常に熱いドライヤーで食材を乾かしながら焼いているような状態をイメージしてください。この熱風が、食材から出る蒸気を発生と同時に吹き飛ばしてくれるため、衣が湿る隙を与えません。
- 過熱水蒸気機能: 100℃以上に加熱された無色透明のスチーム「過熱水蒸気」を使う機能です。この過熱水蒸気は、食材に触れた瞬間に大量の熱を放出するという性質を持っています。目に見えないほどの高温の蒸気で、表面の水分を爆発的に吹き飛ばすイメージです。同時に、食材の余分な脂を落としてくれる効果も絶大です。
これらの機能がない場合でも、ルール①②を守り、オーブンの温度を高め(220℃〜230℃)に設定することで、近い効果を得ることが可能です。
【決定版】オーブンレンジで作る!揚げない絶品揚げ物ヘルシーレシピ10選
3つの絶対ルールをマスターしたあなたへ。 いよいよ、本当に美味しくできる、カリカリ絶品のレシピを厳選してご紹介します。
Part1:食卓の主役!定番の揚げ物レシピ
レシピ1:鶏もも肉のジューシー塩唐揚げ
下味をしっかり揉み込み、片栗粉をまとわせて焼くだけ。皮はパリッと、お肉は驚くほどジューシーに。冷めても美味しいので、お弁当にも最適です。
【材料(2人分)】
- 鶏もも肉…1枚(約300g)
- A 酒…大さじ1
- A 醤油…小さじ1
- A 鶏がらスープの素…小さじ1
- A おろしにんにく、おろし生姜…各小さじ1/2
- A 塩、こしょう…少々
- 片栗粉…大さじ3
- サラダ油…大さじ1
【作り方】
- 鶏もも肉は余分な脂肪を取り除き、一口大に切る。
- ポリ袋に鶏肉とAの調味料を入れ、よく揉み込み10分ほど置く。
- 片栗粉とサラダ油を加え、さらに袋を振って全体に均一に衣をまぶす。
- オーブンレンジの天板にクッキングシートを敷き、その上に網を乗せる。
- 鶏肉の皮を上にして、重ならないように網の上に並べる。
- 220℃に予熱したオーブンで15分〜18分、こんがりと焼き色がつくまで焼く。
【カリカリにするためのワンポイントアドバイス】 片栗粉をまぶす際に、サラダ油も一緒に揉み込むのが最大のコツ!これにより、衣が油をまとってカリッと香ばしく仕上がります。
レシピ2:豚ヒレ肉で柔らか!揚げないトンカツ
ダイエットの敵・とんかつも、これなら罪悪感なし!パン粉に油を混ぜておくことで、揚げたようなサクサク食感を実現します。
【材料(2人分)】
- 豚ヒレブロック肉(またはロース肉)…200g
- 塩、こしょう…少々
- A 薄力粉…大さじ2
- A 卵…1個
- A 水…大さじ1
- B パン粉…カップ1
- B サラダ油…大さじ2
【作り方】
- 豚肉は1.5cm厚に切り、筋切りをして塩こしょうを振る。
- ボウルでAを混ぜ合わせてバッター液を作る。ポリ袋にBを入れてよく振り、「油パン粉」を作る。
- 豚肉をバッター液にくぐらせ、油パン粉を全体にしっかりとつける。
- 網を乗せた天板に並べ、200℃に予熱したオーブンで15分〜20分焼く。
【カリカリにするためのワンポイントアドバイス】 油パン粉をつけた後、手でギュッと押さえて衣を密着させるのがポイント。焼く前に、霧吹きで水を軽く吹きかけると、衣がよりサクッとします。
レシピ3:サクサク衣のエビフライ
お弁当のスター、エビフライもオーブンで。まっすぐ揚げるための下処理と、油パン粉が成功のカギです。
【材料(6尾分)】
- エビ(ブラックタイガーなど)…6尾
- (トンカツと同じバッター液と油パン粉を使用)
【作り方】
- エビは殻をむき、背わたを取る。腹側に数カ所切り込みを入れ、背中側にポキッと折るようにしてまっすぐに伸ばす。
- バッター液、油パン粉の順に衣をつける。
- 網を乗せた天板に並べ、200℃に予熱したオーブンで12分〜15分焼く。
【カリカリにするためのワンポイントアドバイス】 パン粉は、乾燥パン粉よりも、少し粒の粗い生パン粉から作った「油パン粉」を使うと、より剣立ちした本格的な見た目になります。
レシピ4:肉汁あふれる!揚げないメンチカツ
玉ねぎの甘みと肉汁がたまらないメンチカツ。タネを少し平たく成形するのが、火を通りやすくするコツです。
【材料(4個分)】
- 合いびき肉…200g
- 玉ねぎ…1/4個
- A パン粉…大さじ3
- A 牛乳…大さじ2
- A 卵…1個
- A 塩、こしょう、ナツメグ…少々
- (トンカツと同じバッター液と油パン粉を使用)
【作り方】
- 玉ねぎはみじん切りにする。ボウルにひき肉、玉ねぎ、Aを入れてよく混ぜ、4等分にして小判形に成形する。
- バッター液、油パン粉の順に衣をつける。
- 網を乗せた天板に並べ、200℃に予熱したオーブンで20分〜25分焼く。
【カリカリにするためのワンポイントアドバイス】 タネの空気をしっかりと抜き、中央を少しへこませておくと、加熱中の破裂を防ぎ、火の通りも均一になります。
Part2:子どもも喜ぶ!おやつ&おつまみレシピ
レシピ5:手が止まらない!クリスピーフライドポテト
外はカリッ、中はホクホク。秘密は、焼く前の「下茹で」ならぬ「レンチン」。これで、お店のような食感が再現できます。
【材料(2人分)】
- じゃがいも…2個
- サラダ油…大さじ1
- 塩…小さじ1/3
- お好みで青のり、コンソメ顆粒など
【作り方】
- じゃがいもは皮をむき、8mm幅のくし形に切る。
- 耐熱皿に並べ、ふんわりラップをして600Wのレンジで3分〜4分加熱する。
- ポリ袋に、加熱したじゃがいも、サラダ油、塩を入れて優しく振り、全体に油をなじませる。
- 網を乗せた天板に重ならないように広げ、220℃に予熱したオーブンで15分〜20分、きつね色になるまで焼く。
【カリカリにするためのワンポイントアドバイス】 レンジで先に火を通しておくことで、オーブンでは表面をカリッとさせることに集中できます。これがホクホク食感の秘訣です。
レシピ6:揚げない大学いも
外はカリカリ、中はホクホク。タレが絡んだ大学いもも、オーブンなら簡単。油で揚げないので、ヘルシーに仕上がります。
【材料(作りやすい分量)】
- さつまいも…1本(約300g)
- サラダ油…大さじ2
- A 砂糖…大さじ3
- A 醤油…大さじ1
- A みりん…大さじ1
- A 水…大さじ1
- 黒いりごま…適量
【作り方】
- さつまいもは乱切りにし、水にさらしてアクを抜く。
- 水気を拭き取り、サラダ油を絡める。
- 天板にクッキングシートを敷き、さつまいもを広げ、200℃に予熱したオーブンで20分〜25分焼く。
- 耐熱ボウルにAを入れて混ぜ、ラップなしで600Wのレンジで1分半加熱してタレを作る。
- 焼きあがったさつまいもを熱いうちにタレと和え、黒ごまを振る。
【カリカリにするためのワンポイントアドバイス】 さつまいもを焼く前に、しっかりと水気を拭き取ることが、カリッとした食感への第一歩です。
レシピ7:玉ねぎの甘みが最高!オニオンリングフライ
おつまみの定番、オニオンリング。油で揚げると衣がはがれやすく、意外と難しいもの。オーブンなら、その心配もありません。
【材料(2人分)】
- 玉ねぎ…1個
- (トンカツと同じバッター液と油パン粉を使用)
【作り方】
- 玉ねぎは1cm幅の輪切りにし、バラバラになるようにほぐす。
- バッター液、油パン粉の順に衣をしっかりとつける。
- 網を乗せた天板に重ならないように並べ、200℃に予熱したオーブンで15分ほど焼く。
【カリカリにするためのワンポイントアドバイス】 玉ねぎに薄力粉(分量外)を軽くまぶしてからバッター液をつけると、衣がはがれにくくなります。
Part3:お弁当にも最適!冷めても美味しいレシピ
レシピ8:揚げない基本のコロッケ
サクサクの衣の中から、ホクホクのじゃがいもと旨みたっぷりのひき肉が顔を出す、家庭料理の王様「コロッケ」。オーブンを使えば、油での破裂を心配する必要はありません。
【材料(4個分)】
- じゃがいも…2個(約300g)
- 合いびき肉…50g
- 玉ねぎ…1/4個
- A 塩、こしょう…各少々
- A ナツメグ(あれば)…少々
- (トンカツと同じバッター液と油パン粉を使用)
【作り方】
- タネ作り: じゃがいもは皮をむいて一口大に切り、レンジで柔らかくなるまで加熱し、熱いうちに潰します。玉ねぎはみじん切りにし、ひき肉と一緒にレンジで加熱します。
- 潰したじゃがいもに、加熱した具材とAを加えて混ぜ、粗熱を取ります。(※ここでタネをしっかり冷ますのが、破裂を防ぐ最大のポイントです!)
- 成形・衣付け: タネを4等分にして俵形に成形し、バッター液、油パン粉の順に衣をつけます。
- 焼成: 網を乗せた天板に並べ、200℃に予熱したオーブンで15分〜20分、衣がきつね色になるまで焼きます。
【カリカリにするためのワンポイントアドバイス】 タネが温かいまま衣をつけて加熱すると、内部の蒸気圧で衣が破裂しやすくなります。タネを成形したあと、一度冷蔵庫で15分ほど冷やすと、さらに失敗が少なくなります。
レシピ9:ソースが決め手!揚げないチキン南蛮
甘酸っぱい南蛮酢と、クリーミーなタルタルソースの組み合わせがたまらない「チキン南蛮」。お肉はオーブンにおまかせで、焼いている間にソースを手軽に作れます。
【材料(2人分)】
- 鶏もも肉…1枚
- (A) 塩、こしょう…各少々, 片栗粉…大さじ2, サラダ油…大さじ1
- [南蛮酢] (B) 醤油・酢…各大さじ2, 砂糖…大さじ1.5
- [タルタルソース] ゆで卵…1個, 玉ねぎ…1/8個, (C) マヨネーズ…大さじ4 など
【作り方】
- ソース作り: タルタルソースを作ります。玉ねぎはみじん切りにして水にさらし絞り、潰したゆで卵、(C)と混ぜます。
- 鶏肉の準備: 鶏もも肉に(A)をポリ袋でまぶします。
- 焼成: 網を乗せた天板に鶏肉を乗せ、220℃に予熱したオーブンで15分〜18分焼きます。
- タレを絡める: 焼いている間に、耐熱容器に(B)を入れ、レンジで1分加熱し南蛮酢を作ります。焼きあがった鶏肉を熱いうちに南蛮酢に絡めます。
- 仕上げ: 食べやすく切り分け、お皿に盛り、タルタルソースをかけて完成です。
【カリカリにするためのワンポイントアドバイス】 衣に使う片栗粉が、サクッとした食感の鍵。油と混ぜてから焼くことで、揚げたような軽い口当たりになります。
レシピ10:お魚でヘルシー!揚げないアジフライ
日本の食卓の定番「アジフライ」。オーブンなら匂いも最小限、油も飛び散らず、驚くほど手軽に、サクサクのアジフライが作れます。
【材料(2人分)】
- アジ(三枚におろしたもの)…2尾分
- 塩、こしょう…各少々
- (トンカツと同じバッター液と油パン粉を使用)
【作り方】
- 下準備: アジはキッチンペーパーで**表面と内側の水分を、これでもかというくらい徹底的に拭き取ります。**軽く塩、こしょうを振ります。
- 衣付け: バッター液、油パン粉の順で、衣をギュッと押さえるようにしてしっかりとつけます。
- 焼成: 網を乗せた天板に皮目を上にして並べ、210℃に予熱したオーブンで12分〜15分、衣がきつね色になるまで焼きます。
【カリカリにするためのワンポイントアドバイス】 魚料理で最も重要なのは「水分を拭き取ること」。これを怠ると、衣がべちゃっとするだけでなく、生臭さの原因にもなります。
「オーブンレンジ 揚げない揚げ物」に関するよくある質問(Q&A)
Q. ヘルシオやビストロのような高級オーブンレンジがないと無理ですか?
A. いいえ、そんなことはありません。ただし、成功率とクオリティは確実に変わります。 最も重要なのは、この記事で紹介した「網に乗せる」「少量の油をまぶす」という2つのルールです。これを守れば、基本的なオーブンレンジでも、かなり美味しい「揚げない揚げ物」が作れます。 ただし、熱風を循環させる「コンベクション機能」があると、仕上がりが格段にカリッとします。もしお使いのレンジにその機能があれば、ぜひ活用してください。 ヘルシオなどの「過熱水蒸気」機能は、さらにその上を行き、余分な油を落としつつ、内部のジューシーさを保つというプロの技を自動でやってくれます。「揚げない揚げ物」を極めたいなら、これらの機能があるモデルを選ぶ価値は十分にあります。
Q. エアフライヤーとの違いは何ですか?
A. 基本的な原理は、「高温の熱風で食材を包み込み、水分を飛ばして調理する」という点で全く同じです。両者の違いを簡単にまとめました。
| 項目 | エアフライヤー | オーブンレンジ |
| 得意なこと | 揚げない揚げ物 | 揚げ物、温め、オーブン、グリル |
| 容量 | 少ない(1〜3人分) | 多い(大家族、複数調理も) |
| 調理時間 | 短い(予熱が速い) | やや長い |
| 設置性 | コンパクト | 大きい |
| 汎用性 | 低い(特化型) | 高い(万能型) |
「揚げない揚げ物」だけを最高に美味しく、手軽に作りたいならエアフライヤー。一台で何役もこなし、キッチンのスペースを有効活用したいならオーブンレンジ、と考えると良いでしょう。
Q. 調理後の掃除は楽ですか?
A. はい、油で揚げる調理とは比較にならないほど楽です。 油で揚げる場合、「鍋の油汚れ」「コンロ周りの油はね」「換気扇の汚れ」「大量の廃油処理」という4つの大きな掃除が発生します。 一方、オーブンレンジの場合は、「網と天板を洗う」だけです。 調理後に、まだ温かいうちに網と天板をお湯につけておけば、汚れは簡単に落ちます。この手軽さこそ、揚げない揚げ物が支持される最大の理由の一つです。
まとめ:オーブンレンジを使いこなし、ヘルシーで美味しい新・揚げ物ライフを
オーブンレンジで作る「揚げない揚げ物」は、コツさえ掴めば、油で揚げたものに負けないくらい美味しく、そして圧倒的にヘルシーで手軽です。 もう、大量の油や面倒な後片付けを恐れる必要はありません。
この記事で紹介した秘訣とレシピを参考に、罪悪感ゼロの揚げ物ライフを、ぜひ今日から始めてみてください。 あなたの家のオーブンレンジが、最高の揚げ物職人に変わるはずです。
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